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「ともも」というシリーズで、亡くなったお友達の絵本をガラスにしています。先日毎日新聞にその記事が載りました。

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記事

今はもういないけれど、みんなで作品を世に送り出そう----
絵本作家を夢見ながら、がんのため昨年亡くなった堺市の女性の遺族と友人達が、5月の一周忌に向け絵本の自費出版や作品をあしらったガラス小皿の制作に取り組んでいる。天国からのデビュー作になる絵本は、図書館などに寄贈を計画。ガラス作品を手がける友人は将来、この女性との“2人展”を開きたいと夢見る。


41才の若さで亡くなった宮部知子さん。00年夏に乳ガンが見つかり入院したが、絵を描くために右腕にメスを入れることをためらい、01年秋に肝臓へ転移。昨年5月22日に亡くなった。
知子さんは、京都の美術短大を卒業し、大阪市内の印刷会社で広告デザインなどの仕事をしていた。85年には毎日新聞大阪版で連載記事の挿絵を担当したこともある。小さい頃から絵が好きで、闘病中もベッドの上で描いていた。夫の重雄さん(34)には「絵本作家になって私が食べさせてあげる」などと夢を語っていたという。
今回、出版する絵本「みちゅみちゅのまじょ」は、肝臓転移が見つかった後に描いた。「みちゅみちゅのもり」に住む小さな魔女が水に魔法をかけ、森の生きもの達のけがをなおしたりして、楽しく暮らす物語。タイトルの文字の色は、長男陽人君(7)が塗った。
最後の2ページ分の文章がなく未完成だったが、義妹が加筆。友人のグラフィックデザイナー、長尾仁美さん(42)が表紙のデザインなどを担当し、500冊印刷する予定だ。知人に配るほか、図書館に置いてもらうよう働きかけるという。長尾さんは「彼女のやさしさと強さが絵と話しに出ている。多くの人に読んでほしい」と話す。

夢は“2人展” 此花区の小浜さん、作品もとにガラス皿

一方、父の大谷進さん(72)が遺品を整理したところ多数の絵が見つかった。4枚組のバステルはいつ描いたものか分からないが、教師だった大谷さんの教え子で、知子さんと親交のあった此花区のガラス作家、小浜恵子さん(55)に託した。
小浜さんは、原画をもとに小皿を制作している。将来は、知子さんの残したたくさんの絵で作品を作り、“2人展”を開くのが夢という。小浜さんは「ともちゃんと対話しながら、いい作品を作っていきたい」と話している。